代表紹介

 

お客様がまた相談に来てくださったことはすごく嬉しかったのですが、その当時、私は賃貸担当…。

残念ですが売買担当者をご紹介しました。

 

「え？中谷さんじゃないの？」

「ウチの事情を知ってくれている中谷さんにお願いしたかったのに…」

と嬉しいお言葉をいただきましたが、担当部署が異なる旨をご説明しました。

 

「ご納得はいただいたけれど…」

「それって組織的な事情であって、お客様のためになってるのかな？」

 

担当がわかれていることで、専門性も高まり質の高いご提案ができると思います。

ですが、不動産はお客様のライフイベントや家族背景、仕事、資産の状況などによって、賃貸、売買、相続、投資それぞれの形に変化していきます。

 

 

 

こういう事もありました。

 

ある日賃貸のオーナー様が「この物件中谷さんやったらどう思う？賃貸でも貸せそうかな？意見聞かせて」とタワーマンションの資料を持参されました。低層階で間取りも良くなく、賃料はあまり高く設定できないと率直にお伝えしたところ、お客様は既にその物件の購入申込みをされた後で、どうしようと悩まれました。

 

賃貸か売買で、人気の間取りは少し異なります。

お客様はそんな市場はご存知ありませんし、不動産を売りたい営業マンはセールスポイントしか言わないでしょう。

 

「中谷さんは売買担当じゃないから、他社で勧められた部屋を申込んでしまったわ！」

「そんなことなら事前に意見聞いとけば良かった！」

 

と慌ててキャンセルしに行かれました。

 

その時もご相談いただいたのは嬉しかったのですが、不動産の購入をお考えだったことをその時初めて知りました。

もし私が売買も担当していたら、最初の段階でご相談いただけたのかな…と残念に思いました。

このようなもどかしい経験をいくつか重ね、私のなかで、あるひとつの思いが膨らんでいきました。

お客様にずっと寄り添い、

そのときどきで

最善で有益なご提案がしたい。

株式会社メゾンラボはそんな思いでできた会社です。

少女漫画でも主人公の部屋の場面になると、物語よりも部屋の間取りが気になって気になって…

気づけば、好きな主人公の部屋の家具の配置を真似ていたことも１回ではありません。

実家を建て直すことになったときは、夢の住宅展示場めぐりがついに実現！

両親といろいろなハウスメーカーの住宅を見学した時のワクワク感が今でも忘れられません。

いつか住宅に携わる仕事に就きたいとその頃から思っていました。

その頃はまだ自分が何をしたいのかあまり考えてませんでした。とにかく結婚がしたかったと思います。

実家は造園や花を扱う仕事。可愛い花に囲まれた仕事でしたが、正直私は、花に興味が持てず全く楽しくありませんでした。

４年間働いて、やっぱり私は住宅に関係する仕事がしたい！と転職することに。

たまたま買った求人雑誌に知っている不動産会社の募集を見つけます。

大手だし、安心かなと応募し、営業職として雇ってもらえることになりました。

興味のあった業界なので、どんどん頭に入ってくるし、毎日が楽しくて仕方がありませんでした。

たくさんの物件を見れるのはもちろん、私がおすすめする物件をお客様が気に入ってくれたときのマッチング感がたまらなく爽快でした。

担当分野だけではなく、ひとりのお客様の人生にずっと寄り添える仕事がしたいと思うようになりました。